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立ちふさがる壁シリーズ・その6

知っている人は知っていると思うが、ことの発端は、とあるマンション建設現場での出鱈目工事が始まりであった。

オレはその現場で最終階まで働いていた。
そこで目撃した出鱈目工事が気に入らなくてゼネコンに対して弓を引いた訳だ。
オレがターゲットにしたのはゼネコンだけではなく、販売会社・設計事務所・民間検査機関の全てである。
耐震偽造事件が世間に知られる随分と前の事である。

自分の拙書にも書いたが、別に正義の味方になろうと思ってゼネコン攻撃をした訳ではない。
本職の意地とプライドの問題であった。


オレは餌を見つけたスズメ蜂みたいやった。
しかし、当時は攻撃することばっかり考えていて防御する事を知らなかった。
勿論、対ゼネコンの喧嘩であるから家族の安全だけは細心の注意を払っていたが自分への攻撃を想定してなかった。
何とも間抜けな話である。

そんなある日自宅に訴状が届けられた。
それも只の民事訴訟ではなく刑事告訴状と言う飛び道具付の訴状である。

民事で地裁に訴え、刑事で警察署に告訴しておいて、その他反社会的勢力も利用する。

まるで王手飛車角攻めで逃げ場なし!!

オレのやることを放っておいたら自分達のクビが飛ぶどころか組織の存在も危ないし関連会社の存在も危ない。
口封じのためにはどんな手段を使っても組織を守らなければならなかったのである。

まさしく、事実は小説より恐ろしいのである。

まっ相手もそれなりに必死だったのよ。
裏を返せばそれだけ相手にとっては重要なネタを握っていたと言うことである。

詳しい内容はここで書けないが、とりあえずは民事の答弁書の提出期限が2週間しかないのでそちらを急ぐ必要がある。

昼は現場で大工工事をして夜は法律書を参考にしながら訴状に対しての答弁書を一人で、これまた100均で買った原稿用紙に手書きで書き続けた。

書き上げた答弁書は原稿用紙26枚以上になった。
「これだけで一冊の本になるやんか」
心の中でそう毒づいていた。

皆さん知っての通りオレは法律のど素人である。
しかし、そんなど素人でも弁護士に頼まずに答弁書は書けることもある。

おまけに、どういう風に書いたらええのかは原告から届いた訴状を見ていたらある程度は分かる。

相手の言い分に反論して自分の意見を文書にし、尚且つ自分の証言を裏付ける証拠を提出して裁判官を納得さすことが出来れば無理に弁護士に頼む必要は無かったのである。

第一回目口頭弁論の日とヒートアップする暑い夏が目の前に迫っていた。


話は少し戻るが、第1回目の審理があった頃、日経新聞に「読者の投稿募集」って記事が載っていた。
内容は「内部告発」についてである。

オレはその記事を見て携帯メールで応募していた。

で、2回目の審理が終わった後・・・・
何曜日か忘れたが、日経朝刊に投稿した記事が採用されて掲載されたことがあった。

それを見た瞬間・・・
「たった一人でやるだけやったし・・・・もうええか!」と思った。

正直言うと、血圧はブッ飛び、気力体力ともにかなりきつかった。

そんな時に自分の投稿記事が掲載された新聞を読んで

「もう和解でええやんか。この記事を読んだ全国の読者の中の何人かは賛同してくれるかも知れへんし・・・」

張り詰めていた糸がプツンと切れた瞬間であった。

そして臨んだ3回目の審理で和解勧告の受け入れを伝え、自分なりの和解文書への追加希望を伝えてオレの民事裁判は終わった。

審理が終わった後で、裁判官がオレに対して思いがけない言葉をかけてくれた。

「あなた、これだけのことを一人でして、これだけの物が書けるのでしたらそっち方面の仕事をしたら如何ですか?」

それを聞いた相手側弁護士が
「ほんまじゃぁ~あなた違う道に行った方がええで!」という。


「ありがとうございます」
そう伝えるのが精一杯であった。

心身共に開放されたオレは残された夏を満喫したが、まだ刑事事件の後始末が残っていた。

民事が片付いた数ヶ月後自宅に一本の電話があった。

応対にでたヨメの反応を見て
「警察からや」とピンときた。

「話が聞きたいので任意で出頭してくれないか?」

刑事の言葉に
「明日の夕方、仕事帰りに寄ります」と答えたが、もうオレのハートはヒートアップしなかった。

冷たくなっていく秋風が心地よかった。

しつこく続く・・
広島ブログ
1月30日平和公園内・国際会議場で行われる障害者と広島交響楽団の心躍るジョイント・マーガレット・コンサートはこちらから

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No title

国家権力に負けるな銀蔵。
と応援したくなりますねえ。(笑)

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shiozyさんへ

応援ありがとうございます!

そういえばshiozyさんもお若い頃に国家権力に反発したんですよね?

もう少しで「妻とともに生きる」を読み終えるところです。

次から次へとページをめくらせる力はさすがとしか言いようがありません。

鍵コメント主さんへ

何とも複雑で難しい問題ですね・・

何の力にもなれませんが、上手く解決するように祈っております(__))

No title

こんなにおちゃらけてるわたしも
いろいろあって民事で
原告も被告も経験したことがあります。

とにかく疲れた。

それが遠い記憶に残ってる感想ですねー。
判決も悪いようにはなりませんでしたし
よい経験にもなりましたが
喜んでもう1回という気にはなりません。

それをたった一人でって・・・
すごい!の一言です。

え?次は警察??
一難去ってまた一難。
「ダイハード銀蔵さん」て呼ばせてもらってもいいですか?(笑)

No title

1冊の本が発行されるまで
こんなに事件があるの?って思うくらいいろいろあるんだけど
100円ショップの原稿用紙活躍しまくりですね

それにしても大きな組織って恐ろしいよね
それに乗っかってしまえば
楽して生きられるんだろうけど

164goさんへ

一人でやったと言えば聞えはええのですが実際は金もなけりゃ費用もなかったのが本当のところですよ~

ましてや人を巻き込むわけにもいきませんしね!

今度はダイハードですか!
自分では伊達直人のつもりなんですが…

お前は虎だ…

虎になるんだジョー

ちょっと違う?

さいこちゃんへ

100円ショップの原稿用紙がなかったからきっと今のオレも無いと言っても過言ではないと思うね!!

まだまだ続くけどそろそろ飽きてない?

ふへー

弁護士なしですかっ!この話映画化しましょうよ。
ブログ翻訳つけたんですね^^
ハリウッド映画化!

柿辰丸さんへ

法廷の銀蔵に全米が泣いた・・・とか?

そうそう!
FC2で探してやっと設置しました。

これでパリジェンヌも読むことが出来るようになりました!!

すごい‼

夢中で読みました
いろんな意味ですごいです
続き楽しみです。

No title

すばらしい。

当時も今もゼネコンの殿様ぶりは本当に目に余るものがあったんですよね。

権力を傘に・・・っていうのが本当に腹が立つんですよ。

ただそこにひとりで向かっていける銀蔵さんはスゲー。

才能と度胸、天は二物を与えたんですね。

はやく自分も出版できるようになりたいです。

エコエコ薪ストーブさんへ

ありがとうございます!

これを書き出した時、色んな人を思い浮かべながらスタートしたんですが、意外なところで意外な人が食いついてくれてビックリしてます!!

もうしばらくの間、お付き合いくださいね!!

inoueさんへ

ゼネコンに限らず、大企業の下請けに対する待遇ってどこも似たような面があるんでしょうね・・

一人で立ち向かうと言えば格好ええんですが・・・一人しか居なかったんですよ(・・

inoueさんも出版計画をお持ちでしたか!!

それは素晴らしい!!

出版記念パーティのスピーチ役にオレも加えてください~!!

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