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「銀蔵ラブロマンス劇場」前編

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笑う時に、クスッと肩をすくめるクセのある彼女はそのビルの中に居るはずであった。


年明けへのカウントダウンも近いある年の12月。


年末にしては妙に暖かい夜であった。


どれくらいの時間、そこで立っていたのだろうか。


暖かいとは言っても、靴底を通じて冷気が登ってくるような気がした。


フッと見上げたビルの明かりが、その中で交わされているであろう家族の暖かさを伝えている。


そんな時、オレは一人歩道に立ちすくんで何を思っていたのか。


手には大きな花束を抱え込んでいた。


クリスマスが近いこともあり、ビックリするような値段の花。


大よそ、オレの手には似合わない。


道行く人が、マヌケなオレの顔と花束を見比べては、そのミスマッチに口角を上げるのが見て取れた。


「行くべき」と自分で分かっていても、最初の一歩が動かない。


心と体はヤジロベイの上で心もとないバランスを保っていた。


そんな時、ポツンと一滴の雨が当たるのを皮膚に感じた。


決断が付かない煮え切らない男に対して、神様がイタズラをしたようである。


雨粒に催促されるように一歩を踏み出し、横断歩道を渡りビルの中に入るとエレベータのボタンを押した。


一人だけ乗せてエレベータは階数を刻み、目的の階でドアが開く。


目指す玄関ドアの前で、一つだけ深呼吸。


ここまで来ると後戻りするわけにもいくまい。


呼び鈴に指を添えると、中から聞き覚えのある声がする。


「どなたですか?」


「あっ、オレ」


その声でロックを解く音がして、ドアノブがカチャリと回った。

広島ブログ
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No title

後編の予想が全くつきませんね。
さすが保険代理店兼執筆活動(笑)。
明日が楽しみです。

きゃーっ♡

男目線の、ドキドキ☆を女が読むとき、とってもドキドキします!!!
なにがどうなっちゃうんですか?!
後編が楽しみです(#^.^#)

もみじ日記さんへ

弁護士さんで予想がつかないということは作戦成功ですww

さて、続きを今日アップするかどうか思案中ですよ(・・

くりき妻さんへ

えっ?そうなの??

ドキドキしてもらえると書き甲斐がありますよ!

後編はいつになるかな@@??

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